棚からまるがお

ぼたもちよりは役に立ちます in ブリュッセル

続・語学学校の話

3月から語学学校の第二クールがはじまりました。先生はそのまま、少しメンバーが変わって、人数が増えました。

 

これまでのクラスについてはこちら

yukitaaan.hatenablog.com

 

新しいクラス

・わたし

・ドイツ人のおばちゃん(引き続き)

ベトナム人女性34歳(引き続き)

ブルガリア人女性推定40歳(引き続き)

スウェーデン人女性推定40歳

スウェーデン人女性推定40歳

トルコ人のお姉さん推定30歳

 

引き続き女性だけのクラス!!!!!ですがいよいよ日本人がわたしだけになってしまいました。人数が増えたので、一人当たりしゃべれる時間も短くなり、先生も心なしか早口になったような・・・

大変ですが女性ばっかりで楽しいです。毎回井戸端会議。

 

今日の授業中、スウェーデン人女性が「スウェーデンにいた頃は病院で働いていて、毎日たくさんの人に囲まれてにぎやかだったけど、ベルギーに来てからは仕事をしていないので家にいてばかりでめちゃくちゃしんどい」って言ってて、

 

私だけじゃないのか!!!!!!!

 

と、めちゃくちゃうなずいてしまいました。

 

旦那さんは残さずご飯食べてくれるし、感謝してくれるし、やりがいがないといえばウソだけど、それとは違う、そうじゃない、働くことでしか得られない充足感みたいなのがあって、「もしかするとこれは働きアリのジャパニーズだけか?」とか心配してたけど、そんなことなかった。万国共通だった。

私が日々抱く危機感に近い不安とか孤独をまさかスウェーデン人と共感できる日がくるとは。北欧言語は口調がきつくて、休憩中にスウェーデン人どうし話しているのを聞いて若干びびってたけど。

 

私の場合労働許可がないので、働かないより働けないというニュアンスが強く、スウェーデン人からの話の流れに乗って「本当はキャリアに穴をあけたくないけどどうしようもなくて・・」と話すと、先生が、「でもあなた毎日料理しておいしいもん作ってんでしょ!!たくさん新しい料理覚えて日本でレストラン開きなさい!!」と言ってくれました。(このやりとりは私が料理好きなのをカミングアウトして以来何回かやってるお決まりトークで、このあと「私食べに行きまーす」と何人かが手を挙げるというところまでが一連のノリ。)

こっちでは、外食やお惣菜に頼らず、毎日夕食を手作りすることは、昼間の労働や子育てに匹敵するくらいのことらしいです。最初は信じられなかった(ただ励ましてくれてるだけだと思ってた)のですが、授業のはじめ、「昨日なにしてた?」という先生の問いに対して、「昨晩は料理したのよ~~~どや~~~」と答える人がしばしばいて、あ、そういうものなのか、と。

昼間の労働、子育て、手作りの夕食、どれも同じくらい大変だけど、労働・子育ては代打がきかない。一方夕食なんてどうにでもなる。たぶんこういう思考なんだと思います。昼間の労働時間は日本とそう変わらないと思うので、夕食の手間を極力省いて子供との時間にあてる、ということなんでしょうね。外食は高いし、子供NGのレストランばかりなので、基本はお惣菜やレトルトが中心になるんだと思います。子供のいない私がこれをそのまま鵜呑みにしていいのかはわかりませんが、自然体かつ合理的な生き方だと感じます。

ただまあ、私にとって料理は趣味であり娯楽の側面をもつので、働こうが子供がいようが、面倒なことは旦那さんに押し付けて料理をするんだと思います。働いた後ランニングにでかける人と同じような心持ちです。嫌なことがあっても、玉ねぎを刻んで目頭を熱くすればなんかすっきりするし、味噌汁の味が一発で決まれば明日いいことあるんじゃないかという気になるし。

 

なんか話がそれてしまいました。日本人以外と分かり合えたのが嬉しかったのでつい。

というわけで、語学というより異文化交流しに行っている状況ですが、引き続き頑張ろうと思います。とりあえず6月まで通う予定ですが、その後どうしよう、続けようか悩みどころです。