棚からまるがお

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チアダン観てめっちゃ泣いたので去年泣いた映画を紹介します

おととい初めて映画チアダンを観ました。広瀬すずちゃんのやつです。夕食準備のBGMとして、普段はANNかJUNKを聴くのですが、おとといはなんだかさわやかなものを身体が求めていたので。

でまあ、片手間に、、くらいに思ってたわけですが、観てみるとこれがびっくり、くぎ付けになってしまい、思いのほかパソコン画面とIHコンロの前を行ったり来たりすることになりました(笑)途中から玉ねぎで泣いてるのか映画で泣いてるのかよくわからなくなりました。いいなあ青春。展開がベタなのできっと賛否もあるんでしょうけど、なんかこう、心の角質がつるんとむけたような、そんな後味でとてもよかったです。

 

映画は年間平均20本くらい観ます。できるだけ映画館に行くように心掛けてます。旦那さんと行くことはあんまりないです。とんでもない大ヒット作とか、ほんとにばかばかしいコメディ映画みたいなのは一緒に行きますが、好みの作品が異なるので基本一人で行きます。例えば、私はマーベルLOVEですが旦那さんは全くです。もう伏線がややこしすぎて「観なさいよ~」と言う気にもなれないし、旦那さんも快く「行っておいで~」と言ってくれるので、アベンジャーズの前作は一人で劇場で4回観ました。ちなみにアベンジャーズといえば、もうすぐ新作公開!ベルギーは日本より2日早い4月25日の公開です。今回ジェレミーレナーが出てないような感じなのですが、さらに次の作品への伏線になっているとかなっていないとかで、なんかもう~じらさないで~~

 

でまあアベンジャーズはおいといて。

映画を観ながら泣く人泣かない人がいると思うのですが、私は泣く人です。基本的に泣ける映画だとわかって観ることが多いので(予告編ですでに泣きかけていたり、CMのキャッチコピーとかあらすじ読んでこれは弱いやつだな~と思ったり)、そういう映画の場合、最初から最後まで断続的に泣き続けます。映画館でずーーっとずるずる言ってるので、本当に迷惑な客だと思う(嫌がられたり怒られたことはないけど)。

だから、今回のチアダンみたいに、予想外にほろり、っていうのは自分でも珍しくて、「うお~やられた~~」みたいな気持ちになりました。

 

せっかくなので、去年私が映画館でおよそ2時間断続的に泣いた映画を2本ご紹介しておきます。同世代の働く女性や子育てを頑張る女性に観てほしい。

 

その1『彼らが本気で編むときは、』

kareamu.com

生田斗真くんがトランスジェンダーの人を演じたことで話題になったやつです。実際めっちゃ綺麗です。でもそんなことどうでもよくて、恋人との愛、親子の愛、そして自分への愛などいろんな「愛」があたたかく描かれてます。ゆったりした時間の流れの中にも抑揚があって飽きずに見れます。男性にもぜひ観てほしいと思いますが、親子の愛というのがどうしても母と子の関係を軸に描かれているので、共感が難しいかもしれません。私はレイトショーで観たのですが、年齢層はばらばらだったものの99%女性客でした。

あ、かもめ食堂とか撮ってる監督です。それ聴くとちょっと観たくなりません?

 

 

その2『ドリーム(原題:Hidden Figures)』

www.foxmovies-jp.com

洋画の邦題なんとかならないかしら選手権、間違いなく2017年度王者。原題のHidden Figuresってのが、内容につながるとてもいいタイトルだと思うのですが、なぜドリームになってしまったのかとても気になります。単なるアメリカンドリームの話じゃないからこれ!!!!もしかして、「Hidden」や「Figures」という単語が難しいからということだろうか・・・だとしたら確かに日本の英語教育は見直されるべきなのかもしれない(私は現状のままでよいと思っている派)。

メインは黒人女性3名ですが、彼女たちと同世代の白人女性、同僚や上司の白人男性、彼女たちよりずっと若い白人男性などなど、いろいろな世代・人種の人たちがぶつかりあう姿がとても印象的。「実力主義」なんて一言で片づけられがちなアメリカですが、いろんなバックグラウンドを持つ人たちが集まっているからこそなのかなあと考えさせられます。流れを先読みして努力を続けること、時に大胆に行動すること、目先の仕事に意義を見出して誇りをもつこと、、、たくさんのメッセージが詰まっていて、老若男女響くと思いますのでぜひぜひ。

あと、黒人女性たちが着ている服がとてもカラフルで素敵です。どっかの有名なブランドと組んだらしいのですが、おしゃれで肌の色を綺麗に見せるものばかり。人種差別に屈することなく自分自身を貫く彼女たちのマインドを現しているようにも思えます。