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誰だってワケあり。

日々考えたこと、おすすめしたいもの。

映画「ムーンライト」‐‐‐時代を象徴する、考えさせる映画

先日「ムーンライト」を観てきました。

 

2017年アカデミー賞作品賞受賞作です。

academy.yahoo.co.jp

 

 

司会者の方が誤って「ラ・ラ・ランド」と発表してしまったハプニングがありましたが、

その後「ラ・ラ・ランド」主演のエマ・ストーンがこの「ムーンライト」のことを絶賛していたのが印象的でした。

 

そういえば、「ラ・ラ・ランド」のキャスティングにはこんなこぼれ話も。

front-row.jp

 

当初の主演候補だったエマ・ワトソンは、最近公開された映画「美女と野獣」に出演してますね。

beauty-beast.gaga.ne.jp

エマ・ワトソンは少し顔が幼い・・というか実年齢より若く見えるので、

結果的にこれでよかったのではないかと思います。

 

 

 

話がそれましたが、肝心の「ムーンライト」について。

 

 

率直な感想でいくと、「難しい映画」。

 

これは一人で観に行くべき映画だと思いました。

理由はあとで述べます。

 

 

映画の内容について、「○○が△△して、××する映画」と単純には言い表せない。

 

でも、監督が伝えたかったメッセージはなんとなく理解できた気がしました。

 

 

ポスターに写るのは黒人の少年。

主人公の少年時代です。

 

黒人の男性が主人公で、登場人物もほとんどが黒人の方です。

そのみんなが思い悩み、葛藤している。

 

でも、映画を観終わって気づくのは、

黒人だから悩んでいるのではないということ・・・

 

映画館の廊下に、この映画に関する新聞記事が掲示してありました。

 

「この映画のタイトルが、「ムーンライト」である理由・・

肌の色ではない、個々を照らす光ーライトー、すなわち個々を取り巻く環境こそが大切なのだということを教えてくれえる映画」

 

この映画の核となっている部分をとらえたコメントだと思いました。

 

 

誰かに照らされて自分がいる、

だからこそ自分も誰かを照らす存在になりたい、

 

数日間映画のことが頭の中でぐるぐるした結果、いきついた結論というかなんというか。

 

そんなことを、美しい映像と素晴らしい俳優陣で描いている映画だと思います。

 

主人公を、少年時代・学生時代・青年時代、と3人の別の俳優さんが演じています。

監督はあらかじめ3人に、「互いの演技に影響が出てはいけないので、事前に会ったりすることのないように」と伝えたそうです。

 

撮影も時代ごとに分けて行われたようですが、

不思議と3人の俳優さんが、同じ視線の送り方や表情をするんです。

 

これはキャスティング勝ちなのか、脚本勝ちなのか、素人の私にはよくわからないのですが、

そういう点でも「味」のある映画でした。

 

それから本当に映像が綺麗な映画です。

黒人の方の肌が自然に、でもつややかに撮影されています。

 

ぜひ大きなスクリーンで体感してほしいです。

 

 

一人で観るべき映画、というのは、

先に述べたように、非常に消化に時間のかかる映画だからです。

 

何人かで観に行った場合、

きっとある人は「おもしろくない」と言い切ってしまうだろうし、

またある人は私のように考え込んでしまうだろうし、

主人公と自分自身を重ねて共感を抱く人もいるのだと思います。

 

 

余談ですが、今回初めて名古屋市にある伏見ミリオン座という映画館に行ってきました。

小さな劇場ですが、選りすぐりの映画を上映しているようで、

コアな映画ファンでいっぱいに。

 

事前に座席予約ができないのがネックですが、

名古屋に住んでいる間に通いたい、そんな映画館でした。

 

伏見ミリオン座 | 映画屋どっとcom