棚からまるがお

ぼたもちよりは役に立ちます in ブリュッセル

ドイツがめっちゃ好きになった

昨日初めてドイツに行きました。車で。車で海外旅行です。これぞベルギーの本気。ドイツはこれまであまり縁のない国でした。第二外国語はフランス語だし、あんまりサッカー知らないし。一万人の第九に参加したときに、歌詞がドイツ語だったくらい。

きのうは日帰りで、ドイツの西側、かなりベルギーよりのケルンという街に行きました。ケルン大聖堂のあるところです。世界史知識ゼロの私でも知ってる観光地というだけあって、かなりの人でした。日本人もちらほら。

お昼は、旅行サイトで高評価のついているお店で、ソーセージとフライドポークを食べました。もちろんそれぞれにてんこもりのフリットつき。なんかもう「つき」っていうか、完全に主役を奪いに来ている量でした。でも揚げたてでめちゃくちゃおいしかった。最初ドイツ語のメニューがでてきて、全く理解できず夫と二人で白目をむいていると、腕に入れ墨の入ったいかついおばちゃん?お姉さん?が英語のメニューをくれました。助かった。見た目で判断しちゃいかんですね。ベルギーでも腕全体に入れ墨彫りまくってるお兄さんがめちゃくちゃ優しい笑顔で子供を抱きかかえていたりします。

あとは現代美術館に行って、駅ナカでコーヒー飲んで、帰りにスーパー寄ってご当地な食べ物をいくつか調達して帰ってきました。ゆる旅。

買ったもの。お決まりのソーセージに、歯磨き粉みたいなケチャップ。左下はペットボトル入りのビール。なんとなく感じる視線は山羊チーズのパッケージ。右上はヘーゼルナッツパウダーとアーモンド、どちらも1ユーロくらいでした。とどめにワッフル、これだけ入って1.5ユーロとか。どれもこれもベルギーより安くて感激。

山羊チーズは濃厚な味でおいしかった。ピザっぽい風味がつけてあるもので、ハムと一緒にパンにはさんで食べました。

片道2時間ドライブで、500キロほど走行したらしいです。帰りにガソリンランプが点灯するアクシデントもありつつ、無事帰ってこれました。ドライバーの夫に感謝。また別のエリアにも行ければいいなと思います。ドイツ語わからんけど。

 

昨日気づいたのですが、ドイツ人女性はわたしの好みのタイプど真ん中でした。コーヒー飲みながらずっと見てました。黒、グレー、カーキを基調としたモノトーンファッションに身を包み、きりっとかっこいい見た目、聡明で気の強そうな目つきに話し方。最高。強そうな感じがたまらない。ドイツ人になりたいと思いました。パリジェンヌとかに言わせれば、機能性を重視するあまり、地味でおしゃれからほど遠い恰好とされるドイツ人女性のファッションですが、私はめっちゃ好み。ていうか、実際極寒ドイツで石畳の道を歩けば、ちゃらちゃらしてらんねえわという気持ちもよくわかります。ヒールなんて履いてたらまともに歩けないよ。

語学学校で一緒に学んでいるおばちゃんもそうですが、本当の意味の「大人の女性」を感じます。細かいことでやいやい言わないけど、頭がよくて正義感が強くて、ちゃんと場をわきまえられる、みたいな。かっこいい。

次買い物に行ったら、ドイツ人女性スタイルを意識して服を選んでみようと思います。

 

まとまって時間がとれるからこその娯楽

更新がまったりペースに戻ってしまいました。おかげさまで毎日おだやかに過ごしています。じゃあなんか書けよって話ですが。

 

基本的に一人で過ごす平日昼間、買い物に行ったり、勉強したり、オリンピック見たり、、、快適な主婦ライフを送っているわけですが、最近特に熱いのは編み物です。

 

髪が伸びたので、前髪を上げるためのヘアターバンとか、

 

夫とおそろいのコインパースとか(こちらは現金を使うことがほとんどないので、日本で使っていた大きな財布を持ち歩く必要がなく、むしろでかでかと財布を出してるとスリに狙われたり危険。ただスーパーでカートを借りたりとかコインが必要なときもあるので、最小限持ち歩けるものが欲しくなりました)、

こういうちまちました小物を編んでます。あと、バレンタインのプレゼント用に夫に帽子を編んだのですが、今日写真を撮ろうとしたら見当たらないので、もしかするとかぶっていったのかもしれません。

 

日本からは棒針と適当な毛糸をいくつかしかもってこなかったので、グレーの毛糸やかぎ針はこちらで調達しました。私がよくいくお店は、Veritas(ヴェリタス)というお店で、靴下とかかばんとかアクセサリーも置いている洋服屋さんに手芸用品売り場が合体したようなお店です。ブリュッセル市内に何店舗もあって便利。

https://www.veritas.be/be_nl

専門店ではないので、店にある手芸用品の種類が多いかっていうとそんなことはないです。編み物・レース編み(こっちではめっちゃ盛ん)用品、ファスナー、ボタン、刺繍糸、アクセサリーパーツ、布の生地など、それぞれの種類はさほど多くないですが、必要なものは一通りそろいます。例えば編み針でいくと、置いているメーカーは1種類でしたが、細いものから太いものまでメジャーなサイズは全部置いてありました。毛糸だと、ユザワヤとかトーカイのラインナップに比べれば数は少ないですが、ヨーロッパっぽいおしゃれで渋めな色が多く、VeritasのPBの毛糸なら、500円弱で通常の2玉分くらいのボリュームのウォッシャブル(これ重要)の毛糸が買えます。各種手芸の本とかも置いてあって、ドイツ語、オランダ語、フランス語、どっかの北欧の言語、などさまざまな言語の本を立ち読み(英語フランス語以外は読めないので正確には立ち見)しているだけであっという間に時間が過ぎます。新生活でいろいろとうまくいかないことが重なった頃はじめてVeritasに行ったのですが、なんかもうその空間にいるだけで幸せで、心が洗われました。

 

編み物はもともと好きなのですが、なんせ多忙だった学生、社会人時代にまとまって編み物に時間をとれるはずもなく、無性に編みたくなり編み始めるものの途中で止まったまま季節が変わったり、通勤時間などを使ってちょっとずつ編むと日によって力加減が変わってしまいあまり仕上がりがよくなかったり。ここ数年やや遠ざかっていた趣味でした。

そんなこれまでの生活から一転、いまの生活は、言ってしまえば「まとまった時間」しかないわけです。当初これが恐怖でしかなくて、不安で不安で仕方なかったのですが、日本から持ってきた毛糸で編み始めると、まあ進む進む。時間を決めて好きなだけできる、自分が思い描いたものを作れる、こんな楽しいことはないです。

料理も編み物も、サラリーマンの仕事も同じですが、完成品を思い描き、段取りを緻密に考え、実行し、できあがりを見て一喜一憂し(できれば誰かに喜んでもらいたい)、また次の完成品を思い描く、という一連のループが私は好きなんだよなあと改めて感じました。ちなみにクリエイティブの才能はないので、基本的に過去の体験(見たことあるもの、食べたことあるものなど)の再現もしくはそれに+αということしかできませんが。

 

とまあこれだけ熱中しているわけですが、あまり引きこもってばかりもいられないので、自制しながらこれからもヨーロッパ手芸ライフを謳歌したいと思います。かわいいボタンをたくさん買って帰りたいなあ。

 

またあしたからもがんばっていきましょう。

ネロとパトラッシュの話

アントワープに行ってきました。ツイッターやインスタにもあげましたが、エキゾチックマーケットでフリットを食べたり、DelReyのチョコレートを買ったり、むっちゃたのしかったです。

 

午前中観光したのですが、アントワープといえばノートルダム大聖堂。日本人がこぞって訪れる場所で、日本語のパンフレットや説明文がありました。フランダースの犬?というアニメの最終回?で主人公のネロ?と犬のパトラッシュ?が2人で息を引き取る?場所がここなのです。

なぜ???だらけなのかというと、私がこのアニメを見たことがないため内容がわからないからです。すみません。ポケモン世代なもので(なんだよ)でも宗教絵画やステンドグラスなどなど素晴らしい建物でした。

 

パトラッシュはいわゆるゴールデンレトリーバー的なでっかいわんこですが、こちらは日本よりそういう大型犬を飼っている人が多く、道を歩いていると犬を散歩させている人によく出会います。

基本はみなさんリードを付けているのでなんてことないのですが、たまーにリード無しのドーベルマンが猛スピードで私の横を通り過ぎ、ぞっとすることもあります。その後ろを優雅におじさまが自転車で追いかけていたのですが、もはやどちらが散歩されているのかわかりません。この前は、公園の木の根元あたりに熱心に穴を掘るハスキー犬をめちゃくちゃいけめんのお兄さんが困り顔で眺めていました。シュール。

 

 またあしたからもがんばっていきましょう。

ポテトチップスがなくなりません

約1週間前、夫がXLサイズのポテチを買ってきました。欧米によくある「Lay's」というブランドのポテチうすしお味(Naturelって書いてます)。日本でも輸入食品とかのお店にあったような気がします。

同じようにこちらに赴任している日本人の先輩方がもれなく爆ハマりしているそうで、夫が「食べたことない」と言ったところ、「まじで?!?!ありえなくね?!」みたいな感じだったらしく、物は試しと買ってみたそうです。その先輩方いわく、袋を開けて食べ始めるととまらなくなってすぐになくなるとのことで、「俺一晩でいけるかもしれん」と豪語する強者もいたそうです。確かに日ごろスーパーで買い物していても、味違いを3つ4つ(全部XLサイズ)買っている人をよく見かけますし、いつ行ってもポテチの棚は充実しています。私としてはもっと魚コーナーを充実させてほしいけど!!!

 

 

で、そんなにおいしいのか!日本人が言うなら間違いない!と思って食べてみたのですが・・・・

 

 

 

 

いたって普通のうすしお味。

むしろ日本のものより塩味が濃くてそんなにたくさんは食べれない味。確かにじゃがいもがおいしいからか、おいしいはおいしいんですが、、そんなに言うほどでもなくないか・・・?

 

と、微妙な顔をしていると、夫も同じ感想だったようです。

あれほど「すぐ食べきってしまう」とごり押しされてましたが、我が家では1週間たってもなくなりません。あと4分の1くらい残ってます。そういえばもう少し前に買ったプリングルスも、2人で1本(数え方があってるか微妙ですが筒に入ってるので)食べきるのに1週間以上かかりました。まあ太らなくていいか。

 

と、思いきや。

アパートに入居してすぐの頃から、とあるチョコレートクッキーを超リピートしています。オーマイゴッド。大き目のチョコチップがごろごろ入ってるクッキーの底面にまでわざわざチョコレートを塗ってくださっている代物で、そのおいしさと罪悪感と絶妙な食べにくさ(手で持つと底面のチョコが若干溶けてくる)に病みつきになっています。しかも8枚入りで1ユーロちょっとの破格。日本だと298円くらいしそう。カロリーが怖いので1日2枚までと決めて確実に遵守しています。きっと大丈夫(だと信じている)。

 

こちらは料理に甘味(日本でいうところの砂糖やみりん)をほぼ使わないので、当初は甘いもの、果物とかの甘さではない「砂糖の甘さ」がすごく恋しくなりました。とはいえお菓子ばかり食べていられないので、最近は朝のパンにはちみつをぬったり、自分で製造したあんこ(クリームチーズとめっちゃあう)をぬったりして欲求を満たしています。意外とそれでいけてます。照り焼きとかおひたしとか、砂糖やみりんを使った和食は恋しくなりますが、それは甘味というよりも純粋な和食への想いという感じです。

砂糖の中毒性はよく言われる通りですが、日本人は日常の食事で一定量の砂糖を摂取しているからこそ、お菓子やケーキをばくばく食べずに済んでいるのかなあとなんとなく思います。ベルギーを含む欧米諸国の場合、日常の食事が基本的にほぼ塩味なので、その反動でめちゃくちゃ甘いお菓子やケーキのニーズが高いのだと思います。

 

ポテチの話のはずが砂糖の話になってしまいました。ポテチの爆買いの理由は結局よくわかりませんが、とにかく食べ過ぎには注意したいと思います。

 

またあしたからもがんばっていきましょう。

言葉のさらに向こう側の何か

ここのところブリュッセルは氷点下の気温です。でも乾燥しているからか、雪はほぼ降りません。湿気があるほうが暖かく感じるので、どんより曇り空で少し小雨がぱらつくかなくらいの日が一番過ごしやすい気温というなんとも複雑な気候です。太陽が昇ってくると、「お、今日は寒いな」と身構える、で、やいやい言っているとぱらっと雪が降る、みたいな。

 

さて、先日語学学校のことを書きましたが、そこで感じたことをひとつ書き残しておこうと思います。

フランス語でフランス語を習っているので、授業中はずっとフランス語です。フランス語でなんと言うかわからないときも、フランス語でなんと言えばよいのかをフランス語でたずねます。英語話したら、先生にこらこらーって突っ込まれます。日本語なんて論外。休憩中先生がいなくなったらみんなこっそり英語でしゃべってますが。

で、その場で全部理解できるかといわれると、全然そんなわけなくて、6割くらいです。7割理解できれば今日の授業はよくできたな、と自分を褒めています。先生から質問されて自分なりに回答したり、ほかの人の回答に質問したりリアクションしたりとできるだけ話すようにしていますが、そう毎回スムーズに答えられるはずもなく、うーん、と考えてしまうこともよくあります。

最初数回はこの「うーん」の時間が苦しく、めちゃくちゃ長い時間に思えて、なんとかして話さないとという焦りが募っていたのですが、よくよく振り返ってみると、「うーん」と考え込んでしまうのには2つのケースがあることがわかりました。

  • 言いたいことがあるけど、どう表現すればよいかわからない
  • そもそも言いたいこと(話の引き出し)がない

この2つです。一つ目は、ようは言葉の問題です。作文や文法等を中心に勉強してきた私たち日本人には「正しい文章を話さなければならない」という義務感がDNAレベルで刷り込まれているので、一つでもわからない単語や語順があれば、発話に時間がかかってしまいます。ただ周りを見回すと、とりあえず見切り発車で話始めて、あとはノリとテンションとジェスチャーでカバーしている人が多いし、よく考えればそうやって英語もブラッシュアップしてきたし、ということで、最近徐々に克服できつつあります。とりあえず、仮に文の冒頭にくる主語さえも思い浮かばなくても、相手の目をみて、あーとかなんか音を出すことが大事(ほんまかいな)。

 

で、問題は二つ目。先生はフランス人、教科書を作った人もフランス人、ほとんどの生徒はヨーロッパ界隈、となると、話題もおのずとフランス寄り、ヨーロッパ寄りになります。会話のトピックに文化的なバックグラウンドの差が如実に現れるのです。

例えば、「あなたは小さい頃の誕生日にどんなことをしましたか?」という質問、みなさんはどう答えますか。私は、覚えている範囲で、プレゼントをもらい、家族4人でケーキを食べたと答えました。シンプルな回答に思えますが、語彙の問題ではなく、これで私にとっての誕生日の記憶は過不足なくカバーできているのです。でも、先生の反応は「え、それだけ?」という様子。そして私の後に答えた人(ヨーロッパ系の方)の回答は、「小学校の頃、朝から両親がパーティの準備をしてくれて、昼にたくさんの友達が家に遊びに来てくれて庭でパーティーをした。風船を飾り付けたりしてたくさん写真を撮り、夜は家族だけで誕生日を祝ってもらった」というもので、まさにこれこそ先生が期待していた回答なのです。

いまでこそインスタ映えを意識して、自宅で派手な誕生日パーティを開く親も多いと思いますが、子供が物心つく頃にはフルタイム共働きというケースも多い日本では、「たくさんの友人を呼んで庭で誕生日パーティー」をしている家はわずかだと思います。しかもそれを子供自身がはっきりと覚えているケースはさらにしぼられるのではないでしょうか。この質問のやりとりで心がざわついた一番の理由は、「あなたの両親はそれだけしかしてくれなかったの?」と受け取られたらどうしようという不安からでした。おそらく語彙がないからこの程度しか話せないくらいに軽く受け止めてもらえていると思うので(笑)、不安になる必要はないのですが、仮にヨーロッパの人から見てしょぼい誕生日でも、私にとっては家族でケーキを食べたり、母親が私の好きな食べ物ばかりを作ってくれたり、こちらの人たちに比べればそもそもの引き出しは少ないけれど、年に一度の楽しい思い出であることに変わりないからです。かといって、日本ではこれが普通ですとも言い切れないし・・・なんかこうそこは文化的な差異がある(もしかすると経済的な差異もある)ので、日本なら絶対聞かないことだよなーと思いました。

また、この前のトピックは「ご近所付き合い」でした。フランス語圏、特にパリは一軒家はほとんどなく、基本がアパートでの生活になります。そのアパートでは住民によるパーティーが年に数回熱心に行われているらしく、場所によっては新しい住民が来るとティーパーティーを開くところもあるとか。結局のところこちらはインフラとか建物の設備が残念なので、宅配ロッカーなんて便利なものもないし、何か配達物が来たら隣人に預かっておいてもらうとか、ご近所付き合いでその辺の不自由をカバーしているのだと思います。で、お決まりの「日本はどうなの?どんなことするの?」という質問。もはやパーティーがある前提。あんまりないということを話すとびっくりしてました。あまりにもドライな国だと思われると困るので、子供がいると親どうし仲良くなるかも、と付け加えておきましたが。

 

とまあこんな感じで、その人の生活や人生に対して一歩踏み込んだ内容、というか、「そんなん聴く?!聴いてどうするん?!」みたいなことを質問されるので、戸惑うことも多いですが、これも経験だなと感じます。こちらの人は会話の広げ方がとても上手で、過度な相槌は打たず(胡散臭いから)、相手の内容に対する質問をすることで「聴いている」という態度を示すのが普通みたいです。納得。日本なら、「こういう踏み込んだ質問はちょっと・・答えられない子もいるかもしれないから」とか言って、教科書的な、日常では使わない例文ばかりが授業で取り上げられることになるわけですが(それはそれでよいのかもしれませんが)、もしかするとその辺も変わっていかないといけないのかもしれません。

脱線してしまいましたが、この二つ目の「うーん」の場合、最近はとりあえず「そんなこと聴かれたことないわ!!!」っていう顔とかリアクションで時間を稼ぐようにしています(笑)いまさら小さい頃の誕生日の思い出は増やせないですし。

 

またあしたからもがんばっていきましょう。

和牛に心を奪われています

ベルギーに来てから、家で一人という時間が増えました。外に出たところでなんでもかんでもお金がかかるし、自宅を愛する引きこもりに拍車がかかりつつあります(もちろんお出かけも好きは好きですが)。

 

家でいろいろと一人作業するにあたり、何かしらのBGMを求めてyoutubeを徘徊するわけですが、その徘徊がてら見てしまった動画をきっかけにどっぷり和牛沼にはまっています。肉じゃないです。漫才のほうの和牛です。

彼らがオールザッツ漫才に出始めた頃から存在は知っていて、当時は(同期の)かまいたち天竺鼠の陰に隠れている漫才コンビという印象だったのですが、ここ数年の漫才の仕上がり具合が尋常じゃないし、新しい漫才をしようという気概が素敵。何よりコンビ仲がいいのが画面越しにひしひし伝わってきて非常に癒される。そしてツッコミの川西さんがめちゃくちゃいい声。めちゃくちゃ聞き上手。ラジオで話す声に愛嬌と色気が兼ね備えられていて、時節川西さんなのかまなみちゃんなのかわからなくなる。和牛沼と言いつつ川西沼なのかもしれません。今週末のロンハーで女装するみたいで(リアルまなみちゃんが見れると界隈で騒がれています)、今から楽しみで仕方がない。ちなみに日本から8時間遅れの時差なので、ゴールデンタイムの番組は(正しい見方ではないかもしれないけど)ほぼリアルタイムで見れてしまいます。

 

ひとつお気に入りのやつを貼ります。M-1でもやったネタですが、長尺バージョンです。しかも鶴瓶さんのラジオでやったやつなので音声のみ(笑)でも十分笑えるから不思議。


和牛 長尺漫才を披露

 

語学学校の話

ぴったり1週間、更新をお休みしておりました。楽しみにしてくださっている方がもし仮にいたとすれば申し訳ございません。先週、月~水はブログを更新する間も惜しいほどのリアルガチ充実、木~日は一変体調不良でダウンというジェットコースターウィークでした。

なお現在体調は全快です。木曜に語学学校の授業で悪寒を感じたのですが、その日がすこぶる冷え込んでいたこともあり、そのときは寒さのせいだろうくらいに思っていました。しかし、午後に調子に乗って食べたチキンラーメン的なものを夜になっても一切消化できていない胃袋の様子から、「こりゃやばいな」と自覚。早めに就寝したものの、深夜に目覚め嘔吐。翌日金曜はおそらく発熱(体温計がないので不明)があり、終日完全ダウン。金曜夜にいそいそと自分で作ったにんにく味噌汁が効いたのか、土曜昼には普通に歩けるようになり(恐ろしいことに金曜はまともに立てなかった)、日本から8時間遅れで恵方巻を食べ、昨日日曜には完全復活するも若干の降雪が見られるほどの寒さだったので、1日家に引きこもりました。ただ今こちらは月曜朝ですが、このあと3日ぶりに外に出ます。なんかもう緊張。それにしても、謎の嘔吐、謎の発熱と、医者に診てもらっていないのですべてが謎なままですが、軽度?なものですぐに治ってよかった・・・・こっちの女子たちに感化されて、かっこつけてくるぶし丈の靴下ばっかり履いてたから冷えたのかな。もう立派にBBAの年齢なので、気を付けようと思います。木曜金曜と飲み会だったにもかかわらず帰宅後に食器を洗ってくれたり、週末買い物に行ってくれたりとわたしの引き込もりにつきあってくれた夫に感謝感謝です。駐在中の夫にサポートされてどうするんだ、って話ですが。

 

さて、体調の話でも少し触れましたが、1月中旬から語学学校に通っています。便宜上学校といってますが、こちらで有名なルーヴェン大学が運営する語学学習施設、という感じです。学生のみでなく、すべての人に開放されていて、少人数制の質のいい語学教育が受けられます。週2回午前中の授業、教材費込みで(辞書とかは己で準備する必要ありますが)、半年で15万円ほどだったと思います。一か月2万5千円だと考えると、日本でいうちょっと奮発したお稽古ごとくらいでしょうか。公文式のお月謝よりちょっと高いくらい。私はフランス語ですが、英語やオランダ語、日本語のクラスもあるようです。

普通1年の滞在でも、こちらに来てしばらくしてから申し込む人が多いようなのですが、私の場合生活にメリハリをつけるためにも一刻も早く学校に通いたかったので(語学が好きというのもある)、まだ日本にいる去年の11月頃にインターネットで申し込みました。日本の場合、住所の証明書見せろだの申込書かけだのいろいろ手続きがありそうですが、ベルギーはその辺かなりシンプルで、「お金さえ払ってくれたら誰でも受けていいよ」みたいなスタンス。申込当時まだこちらの家が決まっていなかったのですが、事情を話すと「いつでもいいし決まったら教えてー」という返信でした。ゆるい。結局決まった家が、学校から少し離れた場所になってしまったので、現在は週2日朝4kmほどのウォーキングをしています。市民ランナー向けの遊歩道的なところをずーーーーっと歩いていく感じなので、信号もなく快適なウォーキングタイムで結構気に入っていますが、たまにリードのついていない犬(しかもおっきいタイプの犬)がすさまじい速さで横を駆け抜けるという、スリルも感じられるコースです。帰りは歩いたり、学校が地下鉄の駅すぐなので、そのまま地下鉄で街へ買い物に出たり。やはりなにかしら決まった予定があると、そこにプラスプラスしていろんな予定がたてられるのでいいですね。

学校に関する情報はこんなところです。で、事前にクラス分けのテストがあり、初日の最初の1時間で実際のスピーキングのレベルを見られ、最終的なクラスが決まります。私のクラスは中級。ある程度聴けるし話せるけど、細かい文法事項や難易度の高い語彙はまだまだな人たちの集まりです。ちなみにもう一つ上の中上級になると、スムーズに話せることが前提で、話している最中の文法ミスや語彙について先生が少し解説を加えてくれる、程度のことになるようです。これはだいぶレベル高い。フランス語では無理。授業の使用言語はフランス語です。フランス語でフランス語を習います。

クラスのメンバーは、

  • 先生(ベルギー人女性、54歳くらい、スリムでおしゃれなおばちゃん、めちゃくちゃテンションが高い、何色と言い表していいのかよくわからない色の服を着ている、パリに住んでたこともある、教えるプロ感がすごい)
  • Dさん(ブルガリア人女性、ぱっと見で同世代かなと思っていたらまさかの40歳だった、子供がいる、いつも私好みなブルー系のシャツを着ている、もちろん肌はブルベ冬、おそらく普段はロシア語、あまり口を開けずに早口で話すので怖いが実はたれ目、無駄に多くを語らないところが自分と似ていると感じる、フランス語よくできるけど発音がロシア語によりすぎて謎なことがある)
  • Kさん(チリ人女性、旦那が研究者らしく私と同じように帯同している、子供がひとりいて現在第2子妊娠5か月、黒髪、勝手なイメージだがTHEスペイン語話者という陽気さとイントネーション、英語も話せるので授業中つい英語が出てしまいてへぺろしているのをよく見かける、休憩中絶対なんか食べてる、にぎやかなので豪快な性格かと思いきや意外に字は小さい)
  • Cさん(ベトナム人女性、大学院生、こちらの大学で建築系の勉強をしていて本業のかたわらフランス語も勉強している、めっちゃちっこくてかわいい、家族が世界中に散っているインターナショナルファミリー、英語もわかる、なんかもうすんごい几帳面なのが伝わってくるメモの取り方、先週末わたしの近所に引っ越すと言っていた)
  • Fさん(ドイツ人女性、60歳過ぎのパワフルおばあちゃん、孫の面倒見まくり、もともと小学校の先生だったらしい、英語が堪能で字が丁寧、めっちゃおしゃれ、いつもスカーフ巻いてる、マスカラを塗っていてしかもそのマスカラがすごいいい感じでどこのか気になる、先生より年上なので若干先生も気をつかっている様子だが自分からフランクに話にいったりクラスの誰よりもアクティブに授業に参加したりして本物の「大人の女性」を感じる、ソーセージ好きそう)
  • Yさん(日本人女性、少し年上、おそらく夫どうしは同じ会社、3年滞在予定の2年目で男の子が2人いる、めっちゃ美人、白のニット似合う、驚きの肌ツヤと化粧ノリ、週に3~4回自宅でヨガをしているらしい、そりゃ綺麗やわ)

という感じ。日本人が私以外に1人いますが、たぶんこれは少ない方。だいぶインターナショナル。特にスペイン語圏の人やロシア語圏の人とはなかなか日本で接点がないので新鮮。そしてみんな女性なのが最高。一番気に入っているポイント。たのしい。苦手なスピーキングもただの井戸端会議なので苦じゃないし、夫の自慢話や愚痴話が一番盛り上がる。この辺の話題への興味は世界共通なのだなと感じます。

 

またなんか面白い出来事があれば更新します。

今週もがんばっていきましょう。