ミニ靴下を制作しました
ベルギーでのお洗濯はこのブログの一大シリーズになりそうな予感です(ほんまかいな)
本日ご紹介するのは、上記1本目の記事の最後に書いた、ミニ(縮んだ)靴下です。左の靴下。
ご覧くださいこの見事なキッズサイズ。右と左、色は似てますが違う種類の靴下を並べてます。よく考えたら片足だけ乾燥機かけたら比較したらよかったのですが、そこまでやり始めるともはやyoutuberなのでやめておきます。
靴下なので、縮んでも履けます。びよん、ってちょっと強めに引っ張って履いてます。この丈やからかろうじて縮んでも履けてる感じはあります。くるぶし丈とかもっと短いやつやったら永遠の別れやったかもしれません。この左の子はすでに2年くらい履いているので、縮んでも「うおーすげー縮んでる」くらいの感情でした。かかとも擦り切れはじめてるし。でも毎回毎回、縮んでいない衣類に混じってひとり(ふたり?)小さな姿で乾燥機から出てくるミニ靴下を見ていると、なんか妙な愛着がわいてきました。また履いたら乾燥機いれなあかんもんなーとか考えてしまったり。結局履くけど。
右の靴下は最近買った無印良品のやつなのですが、無印良品の靴下めちゃくちゃいいです。もうすでに有名なんでしょうか。そんな気もします。でも3足1000円の靴下史上3本の指に入るレベルの高さやと思います。
これ。
写真の右とは微妙にデザインが違うのですが、こちらも愛用している形です。ベルギーは気温はそこまで低くないのですが、下からしんしんと冷えてくる感じがあって、かなり助かってます。短いフットカバーの上に重ねて履いてみたり。
この直角ってのがポイントだと思うのですが、まず足にすごいフィットします。で、フィットしているから無理な力がかからなくて、やぶれにくいし疲れない。そしてなぜだかわからないけれど乾燥機にいれても縮まない。ほんとにこの理由はわかりません。
それにしても乾燥機興味深い。仕事のないいま、完全に新しい遊び相手です。
実はもう一つお気に入りの作品があるのですが、ブラジャーに関する話なのでこんなところに書いてよいものか悩んでいます(もう言うてもうてるけど)どうにかして男性にも伝わるように書けないか思案中ですのでしばらくお待ちください。
ルーヴェンに行きました
ブリュッセルの東側にあるルーヴェンという街に行ってきました。住んでいるところから電車だと1時間くらい、車だと高速ぶっ飛ばして30分くらいのところです。ルーヴェンカトリック大学(フランス語: Université Catholique de Louvain)という世界有数の大学を中心に栄える学生街です。
日曜日だったので、街全体は静かでしたが、カフェやパブがたくさんあって、みんなくそ寒い中昼間からダウン着てテラスでビール飲んでました。ダウン着てまで外で飲むか??と突っ込みつつ、いま住んでいる場所は、よくも悪くも郊外の住宅地という感じで、ほどよい飲み屋があまりないのでうらやましいなあと思いながら見てました。
街の中心にむちゃくちゃ豪華な彫刻の建物があって、それが大学の図書館だったり、キャンパスが街全体に点々とあるのですが、どれもこれも歴史ある建物ばっかり。上の写真も(たぶん)大学。世界大学ランキング40位、東大より上?EUのお膝元ブリュッセルに近い大学ということもあって、国際機関とか欧州議会で活躍することを夢見る学生が多いらしい。その一方でエラスムスとかメルカトルとか、私でも知ってる偉人の出身大学で、各分野の研究もすごいみたいです。
街の中心に聖ペテロ協会という大きな教会があります。中は残念ながら改修中でしたが入れたので、記念にステンドグラスの写真だけ撮ってきました。
この教会の隣に博物館スペースが併設されていて、入館料がひとり3ユーロ。オーディオガイド(英語)つきでした。ルーヴェン美術館(これは別の建物)とのセットチケットもあります(12ユーロ)。
教会の展示ということもあって、宗教絵画?や彫刻が中心。オーディオガイドがひとつひとつの展示品の解説をしてくれるので楽しめました。ただなんというか、キリストもまあそうですけど、処刑シーンの絵画が多くて、首がスパーンと切られてる絵とか、苦手な人は苦手かもしれないです。オーディオガイドもexecution、executionの連呼でちょっとおもしろかったです。
博物館のチケットがおしゃれでした。
ミュージアムのMなのかな?
で、裏面。
いや裏面のクセ!絵のチョイス!ほぼおしり!!!
まるでスーパー銭湯の女湯!!!!!!
ムール貝の白ワイン蒸しの煮汁をパスタにしました
前回投稿したムール貝の白ワイン蒸し。
食べ終わると鍋の底に煮汁が残ります。バター、にんにく、白ワイン、そしてムール貝のUMAMI。無駄にするわけにはいきません。パンにつけて食べたりしてましたが、到底なくならない。というわけで足りない頭で過去食べてきたものを思い出し、この煮汁が最大限生きる食べ方を考えた結果、パスタにすることにしました。
夫が後で調べた結果、残った煮汁はパスタやリゾットに、というのが定番の様子。思いついた瞬間天才やと思ったのですが、世の中は天才であふれかえってるみたいです(違う)
でまあ、いわゆるボンゴレ系の味なので、、ちょっとムール貝が残っていればそれをそのまま具にできたのですが、あいにく完食してしまいましたので、何か具を足さなければリアルガチスープパスタになってしまいます。
冷蔵庫の中身とも相談した結果、できあがったのがこちら。
めっちゃおいしかった。にんにくが入ってるので昼食には、、ですがまあ日曜日だしいいかなと。
残った煮汁をフライパンで温めて、角切りにしたトマト、薄切りのたまねぎ、マッシュルームをプラスしました。煮汁だけでもおいしいのですが、やはり煮詰まっているものなので、そのままストレートでは少し塩辛いように感じました。そこにトマトの酸味を入れるといい感じに中和されて、ムール貝のうまみもあるけどさっぱりしたパスタになりました。分量とかはないです、ノリです。ちなみに黒っぽいつぶつぶ?はパセリ。
あますところなくムール貝を楽しむことができて、幸せな週末でした。
ムール貝の白ワイン蒸しを作って食べました(レシピつき)
ベルギーに来たからにはムール貝でしょ!といわれるくらい、市街地にはムール貝を出すお店がたくさんあります。でも有名なお店は観光客でにぎわっていたり、ジャケットが必要だったり何かと面倒。高校時代フランスにホームステイしていたときマダムが作ってくれたので、家で作れることは知ってました。
というわけでチャレンジしてみたのですが、結論からいうとめちゃくちゃおいしかったです。ぺろりでした。今はただただおなかを壊さないことだけを祈っています。もともと貝が大好きなので、こんなところでおなかを壊して嫌な思い出を作るなんてまっぴら。
どーーーーーん。2kgあります。粒の大きさはSUPERという中くらいのサイズ。60から70くらい入ってる。ちなみにこれより大きいサイズがJUMBOで、同じ大きさの容器に40から50くらい入ってる様子でした。価格は、SUPERが4ユーロ、JUMBOが8ユーロ。とりあえず今回は入門編ということで、SUPERを選びました。が、地元の人でこだわる人や、そんなに数はいらない人(パエリアとかかな)はJUMBOを選ぶみたいです。
で、このムール貝ですが、下ごしらえが少々面倒。水につけるとかは必要ないのですが、表面の汚れを落として、貝が吐き出しているヒモ状の汚れを引きちぎるという作業がいるようです。
そこで登場するのがこちら。
お掃除たわし。お掃除道具コーナーにあるやつを買ってきました。
これで貝をこすって汚れを落とすそうです。ひとつひとつ、約60個。こすってこすってこすりました。30分くらいかかったかな。無心。そんな汚くないだろと思ってましたが、10個くらいこすると白いブラシが茶色く染まるくらいには汚れてました。びっくり。中には貝が割れてたり、明らかにおいしくなさそうな色をしてるやつが5個くらい混じってたのでこの時点で取り除きました。
そしていよいよ白ワインで蒸していきます。白ワインはこちらを使用。
ルクセンブルグの白ワイン。5ユーロくらいの安いやつです。
左側がフランス語表記ですが、le plus secが辛口という意味、その下のナイフとフォークのマークのところにMOULES(ムール貝)と書いてあります。白ワインを料理に使う際の選び方として、辛口を選んどくと間違いないみたいです。あとはワインによってお肉とか魚とか書いてあったりします。白ワインの中にはフルーティなやつとかもあったりしますが、甘口のやつは料理には向かないと思うので要注意。
具体的な調理の写真は割愛しますが、記録もかねてまとめておきます。
ムール貝の白ワイン蒸し
ムール貝2kg、にんにく3~4かけ、バター30g、白ワイン400cc、パセリ適量
①ムール貝をたわしでこすって汚れを落とし、ヒモが出ていればちぎる。
②パセリを細かく刻む。にんにくはスライスしておく。
③鍋にバターを溶かしてにんにくを炒める。強火。
④にんにくの香りがたってきたらムール貝を入れて、白ワインを加えてふたをする。
⑤ぐつぐつと煮立ってきたら、一度ふたをあけて上下をかえし、もう一度ふたをして強火で5分蒸す。
⑥5分たったら、パセリを散らして、適宜塩もしくは胡椒で味を調える。
完成!
結構な量に見えますが、なんとびっくり2人でぺろり、あっという間でした。
カルフールのムール貝、しかも小さいほうのサイズでしたが満足感は十分。お客さんがきたときやほかの料理があるときは大きいほうのサイズにすればちょうどいいんじゃないかと思います。何より絵力がある。最強。
あ、残った煮汁は明日パスタにしようと思います!!!!!!!!(興奮)
芸術作品を生み出しました
乾燥機との共同作品。
絶妙にぷるぷるした謎の布ができあがりました。
ちなみに元はこういうキッチンクロス。
のりがついていてぱりぱりだったので、水とおしをしたものの、干す場所がなく、とりあえず乾燥機にかけてみました。
日本のものだと、(おそらく)乾燥機に計量機能があって、重さによって乾燥時間が変わると思いますがこちらの乾燥機にはそんなきめ細かいサービスはないようで、
全力投球!!!!
ならぬ
全力乾燥!!!!ウっス!!!!
みたいな感じで、フルパワーでぶおんぶおん熱風にさらされた結果、ぷるぷるクロスができあがってました。
なお、濡らせば元のクロスに戻りました。普通に使えます。このぷるぷるの状態ならたたまなくていいし収納も楽です(積むだけ)もしかすると究極のデザインに行きついてしまったのかもしれません。
実はこれまでの人生、家に乾燥機があったことがなくて、乾燥機を使うのは旅先のホテルくらいでした。なのでなんかもう感覚がマヒしたのかおもしろくなってきて、いろんなものを乾燥機にかけてみたい欲求にかられています。
さっきお風呂で使っているもふもふの足ふきマットを見たら、乾燥機使用禁止と書いてありました。
う・・・・乾燥機かけたい(かけませんよ)
ばきばきサラリーマンから主婦になって思うこと
直接ベルギーとは関係ない話です。
私は自他ともに認める仕事ラブ人間で、この1年海外で過ごすことについて最も心配されたことが、「仕事なくなって生きていける?」でした。現状かろうじて生きてますが、今日一つ学んだことがあったのでここに残しておきます。
今朝、慣れない左ハンドル右車線で車通勤している夫が、年明け早々車をこすったらしいです。自損で物損のみ、ケガもなく保険でカバーできる程度みたいで、本人の精神的な傷はおいといて、その事故自体についてはまあいいのです。
で、その報告を電話で受けたのですが、いざそれを聞いたものの、自分がどうすればよいかわからない。私は過去勤務していた職場で社有車の事故を取り扱う部署にいたので、電話で事故報告を受けること自体は慣れています。今日もその癖で、けがは?物損?と必要事項をスムーズに聞き出したはいいものの、自分がいるのは家。そして自分は主婦。そこからなにをどうすれば、どういえばいいのかわからなくなってしまいました。
甘えたらダメとわかっていながらも、まだ日本が夕方の時間帯であったため、母にメールで相談。すると、下記のような返信がありました。
あなたはずっと仕事してきたから、家で待っている経験がないから不安になるね。家族のことは直接自分では解決できないことばかりで、心配だけど、どうしていいかわからない、祈るしかないのよ。
私なんてそんなことばっかりだったよ。
大難を小難で済ませていただいたと考えて、無事を祈って待つこと。
あなたが元気で笑顔でいないとね。
母は偉大です。仕事もしつつ、私と同じように転勤についてまわる都合上主婦である期間も長かった母の言葉が心に響きました。
私もたくさん心配かけてきたけど、いつも程よい距離を保ってくれていた母。たくさん苦労をかけていたのだなと、じーんとなりました。
何かトラブルがあれば自分の手で、もしくは周りの力を借りて、解決することができるサラリーマンと、じっと黙って祈り、見守り支える主婦。私からすれば、後者のほうがよほどしんどいです。自分の手でなんとかしてしまいたいのです。でもそれができない。
以前から母は「この方角の神社に参るといい」とか「この方角への引っ越しは吉」など、方角系の占い?を信仰していて、私も引っ越しのたびにいろいろと巻き込まれてきました。夫いわく、義理のお母さんもとある神社?へのお参りを熱心になさっているとか。
正直私も夫も、この辺のことがよくわからず、面倒くさいなあくらいにしか思っていなかったのですが、今日こうして「ただ祈る」ことのしんどさを知って、二人の行動の意味や理由が少しわかったような気がします。
たった一人、頼るものもなく、信じて待つ、ということは、本当にしんどいです。私は母に頼りましたが、母も頼りたくなることがあるわけです。やれることはやりたい、でも祈ることしかできない、じゃあ祈れるだけ祈りたい。自然な流れだと思いました。
世の中で専業主婦をされている皆さん、また子育てをされている皆さん。心から尊敬します。毎日本当にお疲れさまです。皆さんが家を守り、ちゃんと信じて待っているからこそ、旦那様はのびのびと仕事することができるのだと思います。でもめっちゃしんどいと思います。なりふり構わず、両親、友人、頼れるものはとことん頼っていきましょう。依存先が多いことが自立することだと何かで見た気がします。
専業主婦を妻に持つ旦那様の皆さん、家事育児は、皆さんのお仕事と比べれば、もしかすると(肉体的には)楽に思えるかもしれません。でも、毎日毎日信じて待つことは、孤独でもどかしく、精神的にめちゃくちゃきついです。「何か気分転換でもすれば?」とか、軽い気持ちで言ってませんか?もちろんそのとおりです、気分転換すればいいんです。でもそれはサラリーマン的アプローチです。そうじゃないんです。主婦とサラリーマン、全く職種が違うんです。営業一筋の人が、こてこての技術屋さんに相談に行くときくらい相手の立場をわかろうとして、初めてわかると思います。現に私は、夫が車をこすって、露頭に迷って、初めてそれが理解できました。
いま夕方ですが、夫は今日も遅いようです。
無事に帰ってきますようにと祈りながら、夕食の準備をしようと思います。